サノス無双!!「アベンジャーズ/インフィニティウォー」レビュー
こんにちは。サトシです。
今回は「アベンジャーズ/インフィニティウォー」のレビュー記事です。※ネタバレ有り
1の部分はもう観た人は飛ばして貰っても大丈夫です。
1.面白いの?
そもそもこの映画を観るべきかについてですが、結論としては"今は"見る必要はないと思います。
こうやって内容について調べて、観るべきか決めようとしているということは、恐らく今までのシリーズ全部映画館で観たという程のコアなファンでは無いでしょう。
好きならどんな内容でも勝手に観に行きますからね。
そういう人がこの映画を観て楽しめるかというと"ノー"です。
というのも、既に沢山情報が出ていますが今回アベンジャーズが完膚無きまでに負けてしまいます。
最早敵のボスであるサノスが主人公なのではないかと言うくらい、彼が中心に物語が進みます。
マーベル作品を観たことがある人なら分かると思いますが、どの作品でも最終的にはスーパーヒーローが敵を倒すという、"絶対に正義は勝つ"映画でした。(「ソー/ラグナロク」は他力本願でしたが)
しかし、今回はサノスの強さや思想、なぜ"生命の半分を消滅させる"という無茶苦茶な目的を持ったかということを、アベンジャーズが見事に引き立て役となって描かれる訳です。
なので、スーパーヒーロー達の爽快アクション映画を期待して観た人にとっては、かなり後味の悪い作品になります。
勿論、2019年春頃に公開予定の後編ではヒーロー達の逆襲が有る筈なので、個人的にはそのタイミングで前後編を一気に観た方が楽しめるのではないかと思います。
2.見所
色々と悪いことを書きましたが、勿論見所もありました。特に、一番興奮したのはキャプテン達の登場シーンです。
ヴィジョンとワンダという余り戦い慣れしていないメンバーの危機的状況を、颯爽と戦闘のプロ達が現れ戦う姿は心の中で「待ってました!!」と叫んじゃいました。
しかも、その時にアベンジャーズのテーマソングが流れるという徹底振りです。
正直、サノスは強すぎて勝ち目は無いと思っていましたが、幹部は丁度良い強さでアベンジャーズが上手く連携して戦う姿はこれ迄のマーベル映画らしさが良く出ていました。
3.今後どうなってしまうのか?
注目すべきは約半分が消滅してしまったアベンジャーズが、後編で復活できるのかという点です。その鍵を握るのはキャプテンマーベルとアントマンの存在だと思います。
キャプテンマーベルというのは古くから存在しているアベンジャーズの中で最強クラスの女性ヒーローらしく、映画の最後にニックが援軍を要請した相手です。
アベンジャーズの初期メンバー全員が消滅を免れた点、次回の後編でシリーズは一区切りとなる点、そして古くから存在しているキャプテンマーベルの加入。
これらから考えると消滅した新メンバー達はこのままアベンジャーズを離れるのではないかと思っています。
ただ、主要メンバーの大半が死んだ状態でサノスを倒したとしても、多くの人は納得しないでしょう。
その為、サノスを倒した後、映画のラスト付近で復活するのではないかと思います。そこで重要なのがアントマンです。
アントマンは前作で量子レベルまで小さくなったところから生還しており、2018年夏頃に公開される「アントマン&ワスプ」では、同じく量子レベルで小さくなってしまった初代ワスプを助ける話になります。
今回、生存している人の記憶から消え、存在していた事実そのものが無くなった訳ではなく、あくまでも肉体のみが塵のように消滅してしまいました。
ということは目に見えないレベルで分解されてしまった彼らを元に戻す何らかの手掛かりが、アントマン第2作目で得られるのではないかと思っています。
ここまでをまとめると、新加入したキャプテンマーベルと初代アベンジャーズによりサノスを撃破。
インフィニティストーンとアントマンの力を借りて、消滅したメンバーを復活させて物語が終わるという流れになるのではないでしょうか。
先ずは、後編の前に公開される予定のアントマンとキャプテンマーベルの単体映画でなにか良い情報が得られると良いですね。